歩いて登る明星山
- 山行日
- 2000年10月22日(日)
- メンバー
- 村井、大和直美、大和徳明
ロッククライミングで有名な明星山(みょうじさん)に行ってきた。ロッククライミングで有名なのは、南壁だが、今回は西壁の下を流れる支流「逆さ沢」沿いの登山道を利用して登ってきた。よく登られているコースは、ヒスイ峡手前の集落「岡」からのものだが、そちらは、林道歩きが1時間程度あるためにそれを避けたのと、西壁の迫力ある岩壁を眺めながらのコースが魅力的だからである。
岡集落からヒスイ峡へ向かう道路が落石のために通行止めとなっていた。「高浪の池」(たかなみのいけ)経由でヒスイ峡へ向かう。ヒスイ峡の売店があるところ数キロ小滝川沿いに車を走らせたところに登山口がある。車数台分の駐車スペースがある。鉄製の橋が小滝川にかかっているところだ。午前8時20分、出発。
はじめは、少し暗い杉林を行く。「スギヒラタケ」などを採りながら先へ進むと、視界が開け、明星西壁が迫力ある姿を表す。小さな壁を左手に見て、再び樹林帯に入るところで壁にスズメバチの巣があるのを発見。刺激しないように静かに通過する。1000mそこそこの山とは思えないようなガラ場などを通過して先へ進む。
樹林帯と開けたところが交互に現れるが、途中の樹林帯で「ナラタケ」を見つけてこれもありがたくいただく。次第に、樹林帯も立派になって、沢の中をしばらく進み、ぬかるんだ道を行くとまもなく竜護尾根への分岐点である。立派な標識が立っている。
分岐を過ぎるとすぐに小沢を渡る。まだしばらくはぬかるんだ道に悩まされるが、次第に尾根が顕著になってくると、快適になってくる。竜護尾根は、岩尾根で松などの植物と岩が渾然一体となった面白い尾根である。岩の滑るところがあるので、注意が必要。
岡からのコースと合流するとまもなく頂上である。ここまで3時間かかった。ここで昼食とする。他に誰もいなかったが、実は頂上からもう100m程行ったところにホコラがあり、そのあたりのほうが展望がよいために、他のパーティーの方はそちらで休憩していたのであった。私たちもホルモンを焼いて、ビールを飲み、カップラーメンを食べた後、そちらのほうまで散策に行ってきた。山頂に比べて、うるさい灌木が少なく、心地好い高度感が味わえる。明星山に登ったらぜひここまで足を伸ばしましょう。
帰りは、また往路を戻ったが、行きと同じくらい時間がかかった。(^^;
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