空から見る白馬岳〜朝日岳
2000年6月29日(木)、朝日岳方面山岳遭難対策協議会山岳救助隊のヘリコプターを使った訓練と白馬岳〜朝日岳〜犬ヶ岳〜白鳥山のパトロールが実施されました。ヘリコプターは、もちろん富山県警が誇る山岳救助専用ヘリ「つるぎ」です。
宇奈月町中ノ口運動公園のヘリポートで、「つるぎ」を迎え、まずはヘリの誘導訓練とホイストと金山式スリングを使用した遭難者収容の訓練を行いました。
もし遭難等で吊り上げられてヘリに収容されるときは、前向きではなく、後ろ向きに入るように教わりました。
空中からのパトロールのために4回フライトしましたが、私は1回目に搭乗しました。飛行ルートは、負釣山を越えて、北又谷を渡り、恵振山から夕日が原を経て、朝日小屋。朝日小屋前で1度遭対協のパトロール・救助用の物資を降ろして、朝日岳〜白馬岳の稜線の西側を飛び、白馬山荘上空で折り返し、今度は東側斜面を見ながら北上、朝日岳を廻り込むようにして、恵振谷上空から越道峠を通って戻るというものでした。
朝日岳水平道を含め、赤男山の巻きまでは残雪が多く、登山道はほとんど露出していない状態です。
白馬山荘もヘリによる空輸が行われていたようで、作業員がたくさんいました。登山者の姿はまったく見ませんでした。
鉢ヶ岳の東面は例年雪が多いところですが、今年もやはり多いです。ここは稜線を通らずに山腹をトラバースするので、ルートをロストしないように注意が必要。7月8日(土)に、パトロールを行い、ベンガラを撒く予定です。
朝日岳の東面も雪が多く、早期に朝日岳から蓮華温泉へ下山される方は、注意が必要です。
おまけ
北又谷本流は、すっかり河が出ていました。手前は、長瀞下への下降に使われる曲がり谷。まだびっしり雪が詰まっています。
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