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日帰りで行く大日岳

大日平から大日岳を望む
山行日時
2000/09/03(sun)
山名
大日岳
コース
称名〜大日平〜大日岳
メンバー
村井、池田、五十嵐、大和直、大和
天候
曇り時々雨時々晴れ

 午前5時に黒部インターに集合して立山町へ車を走らす。はじめは8号線を使っていたが、魚津から高速を使う。立山インターで降りて、途中コンビニに立ち寄ったりして6時過ぎに称名道路の入り口に着いた。

 ところが、称名道路のゲートがまだ開いていない。8月までは午前6時から開いているのだが、9月からは7時からなのであった。しょうがないのでゲートの開くのを待つ。

 ゲートが開き、称名滝の駐車場に車を止めて、支度して歩きはじめたのが午前7時15分であった。この頃は、まだまぁまぁの天気だった。

 称名滝への歩道を少し歩き、登山道に取り付く。小1時間ほどで「猿ヶ馬場」に到着。小休止の後、急坂を登って行くと「牛の首」と呼ばれる細い尾根に出た。尾根は岩っぽく、岩を刻んでステップが切ってある。細い尾根が徐々に広くなってきたと思うまもなく大日平の広い草原に出る。

大日平はほとんど木道

 大日平は称名川を挟んで隣の弥陀ヶ原とひと続きかと思われるほど、見晴らしが良い。弥陀ヶ原を行く高原バスが登って行く様も手に取るようにわかるのだ。エンジン音まで聞こえるのには閉口するが。

 現在、大日平の登山道は全面的に木道が敷設されている。以前の溝のような登山道とは比べようもなく快適なのだが、なにか歩きにくさを感じるのは私だけだろうか。

 広大な大日平を横断してまもなく大日平小屋というところで、雨が降ってきた。山の上の方はすっかりガスの中である。さして山頂に行きたいということもなく、この平らでのんびりしたいという声もあったが、とりあえず小屋まで行く。小屋に付く頃には雨はやんでいた。

 大日平小屋で暖かいお茶をごちそうになる。カッパを着なくともよいかなどと話していると、雨が降ってきた。ここで止めようという声もあったが、聞こえないふりをしてカッパをき込む。歩き出すとじきにあたりは晴れ上がり、すっかり夏山の雰囲気である。先程までは、山もすっかり秋の風情だと話していたのがうそのようである。日が射すとカッパなぞ暑くて着ていられない。最初の沢でカッパを脱いだ。

水場

 道に傾斜が付いてきてもしばらくは木道が続き、快調に足は進む。次に沢を渡る地点で小休止とする。この頃はずっと天気もよく、頂上付近以外は、ガスもなく晴れ渡っていた。先へ進む。最後の水場(大日小屋まで1時間の標識あり)の辺りからまたガスが湧いてきた。途中岩壁の横を通るあたりから雨も時折混じるようになってきたが、カッパを着るほどでもなくそのまま進む。歩きづらいトラバースをこなすとコルに到着である。

大日平と弥陀ヶ原

 コルの向こう側にはなんとまだ残雪が残っていた。視界は悪く、風も強いので結構寒い。とりあえず大日小屋へ行く。12時少し前であった。

大日小屋の前の残雪

 誰がいうともなく昼食タイムとなる。今回はひさびさにホルモンを持参している。外は寒いのだが、フリースとカッパを着込み、ホルモンを焼きながらビールで乾杯!とあいなる。寒すぎてさっぱりビールが進まないのが残念。あつあつのホルモン焼きは人気があった。何故か修験者がいてほら貝を吹いていた。

 あったかいラーメンを作って食べたりしたが、いっこうに天候は回復の兆しを見せず、あいかわらずガスで視界はない。頂上まではすぐなのだが、わざわざ行く気もせず、帰ることにする。午後1時出発。

 下りのせいか、歩いてもさっぱり暖かくならないが、それでも風が無いところまで下がると、さすがにカッパは着ていられない。ゆっくり2時間ほどで大日平まで降りる。木道で歩きやすくなった大日平は、さっと駆けるように通り過ぎた。

 牛の首は急ぐと危ないので、またゆっくりと下る。牛の首を過ぎる頃から天気はまた回復してきて、今度は暑い。先程までの頂上の寒さがうそのようである。行きと同様、猿ヶ馬場で一服して、下山した。登山口着午後3時30分。

 亀谷温泉「白樺ハイツ」で汗を流して帰路に着いた。(¥600)


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