夏は沢で水遊び@荒戸谷
- 山行日時
- 2000年7月23日(日)
- 行き先
- 小川支流荒戸谷
- メンバー
- 能登久、大和徳明(以上風呂式)、山田薫(富山登攀クラブ)
- 特別な装備
- スイミングゴーグル
午前6時朝日町役場に集合して、能登観光2号で、荒戸谷に向かう。 林道入り口のロープによるゲートをあっさり突破して、林道終点に車を停める。
ヘルメットにハーネスと完全武装で、スタイルは勇ましい。 6時30分スタート。 堰堤を2つ越えて入渓するが、夏草が伸び放題に伸び、朝露で入渓前にすでにびしょ濡れであった。
最初の30分ほどは、何事も無い単なる川歩き。 沢を横断するクモの巣が激しく、片手に棒をもって払いながら進む。 クモの巣を見ると、少ないが、赤マダラが若干目立った。御参考にまで > 釣りキチの方(誰?)
谷が暗くなり、ちょっとしたヘツリの後、F1(5m)に到着。 昔、小学生とともに遊んだところだ。 その時もお遊びで、私と五十嵐君がこの滝の登攀に挑戦し、無事完登しているが、今回も当然直登を狙う。 前回は滝に向かって右よりを登ったのだが、 今回は流れが右に寄っており、同じラインは到底登れそうに無い。 逆に左端のコーナーが登れそうな感じである。もっとも水は右ほどではないが流れており、シャワークライムは必死である。
まず私が、スイミングゴーグルを装着して、トップで取り付く。 モモまで水に入って、滝に取り付く。激しい水流で、ほとんど息ができない。 おまけに度の入っていないゴーグルをしているために、ホールドが見えない。1段登ったところで、あっさり追い返される。
これは困ったと思案して、 今度はゴーグルをやめて、いつものメガネにかえる。 ザックも降ろして、空身で再挑戦。激しい水流で、ろくに目も開けられないが、それでも、今度はホールドが見えて、無事登ることが出来た。 下からロープを投げ上げてもらい、セカンドの山田さんのザックを吊り上げる。山田さんは、 初めてのシャワークライムで、最初戸惑いがあったようだが、無事登ってきた。 ラストの久君は、荷物が軽いこともあって、荷物を担いだまま、無事完登。3人とも、全身ずぶ濡れである。
滝の上で一服して、先を進む。 前方に岩の壁が見えており、その横はゴルジュに違いない。 案の定、滝があった。思ったほど激しい滝でなくて、一安心。(^^; F1程高さはないが、深い釜を持っていた。これは、潜って魚の存在を確認しなければなるまいということで、 スイミングゴーグルを装着して潜ってみたが、魚はいなかった。(^^;
この滝は、 泳いで取り付かなくとも、へつって取り付くことも可能だが、せっかくだからということで、泳いで取り付き、滝を登る練習とする。 足が立たない状態で、 手でホールドをつかみ、水中の見えないスタンスを探る。うまく足さえかかれば、あとは普通に登れた。
小滝を幾つか越えると、二又に到着。 どこまで行こうという当ても無いので、滝が見える左又へ入ってみる。 8m位のなかなか立派な斜爆であった。途中までは右端を容易に登れそうであるが、最後がきびしい。 水流をもろにかぶって落ち口に立たなければならないのだ。 さらにその上もゴルジュが続き、滝がありそうである。結局ひよって、右又へ入ることにする。
右又は水量も減り、なんか情けない感じだ。 しばらく行ってみたが、寂しい雰囲気になったので、ここまでとする。
少し戻って、昼食後、下山開始。滝の類は、かまわず飛び込む。おかげで、水中の石に乗ってしまい、右足を少し傷めてしまった。(^^;
F1は、 それなりに高い上に、釜は浅いので、そのまま飛び降りるのはためらわれたので、懸垂下降したかったが、適当な支点が無い。 しょうがないので、少しクライミングダウンして、後は飛び降りた。
車に戻って、11時で、半日の川遊びでした。
ps.久君が二又で竿を出してみましたが、何も釣れませんでした。(^^;
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