赤木沢遡行の記録
1997/09/20(sat)〜21(sun)
9月20日(土)
午前9時 薬師岳、雲ノ平方面の登山口折立にて、登山届けに記入して出発。
台風20号の通り去った空は気持ちのいい秋晴れ。
約2時間で、通称三角点到着。ここまでは樹林帯の中の道。ここから先は、草原の中の道で、展望が開けて気持ちがいい。登山道はよく整備され、過剰とも思えるほど。 太郎平の太郎平小屋に12時到着。うまいビールを飲むために最後は少しダッシュしてしまった。(^_^;) 薬師岳へは2時間ほどで行けるので、よほど行こうかとも思ったが、面倒なので今回はパス。
薬師沢小屋の宿泊の申し込みを、太郎平小屋でする。小屋の前で昼食の後、午後1時薬師沢を目指して雲ノ平方面の道を進む。 薬師沢沿いのなだらかな道で、途中からは木道も整備され歩き易く約2時間の行程だ。しかし、最後はビールのためにまたしてもダッシュしてしまう。(^_^;)
夕食時、向かいにすわったおじさんに岩魚の刺し身をごちそうになる。
9月21日(日)
午前6時薬師沢出合い出発。朝食は小屋で弁当を作ってもらった。本流を右に左に徒渉しながら進む。1ヶ所高巻を交えて赤木沢出合い7時到着。巻道は相当踏まれており登山道に近いくらいであった。
赤木沢出合いは大きな淵になっている。高巻ルートもあるが、今回はへつって赤木沢へ入る。弁当の朝食を食べて出発。
早速美しい滝が現れる。まさしく本等で見た通りの絶景である。辺りは本格的な紅葉にはまだ少し早いものの、草付きなどは黄葉しており滝の滑とよくマッチしている。すぐに左側から出会うウマ沢を見送り、時折高巻を交えて、先へ進む。ほとんどの滝は階段状になっており容易に登れる。
正面に、大きな岩壁が見えたと思ったら、それは赤木沢最大の大滝であった。右のルンゼから高巻く。この高巻で、遠くにみえていた稜線がいっきに近いものになる。詰めは近い。支流を見送る度に水流は細っていき、遂には水がなくなる。薮漕ぎも無く稜線まではすぐであった。稜線到着は、午前9時30分だった。意外と短い谷であった。
出たのは中俣乗越である。最も水量の多い谷を選んで登ったのだが、少し左によりすぎたようだ。ここから先は、右に今登ってきた谷を見下ろしながらの稜線漫歩だ。 北ノ俣岳、赤木岳と越えて、丘のような太郎山を過ぎると太郎平に到着した。丁度12時。結構長かった。
太郎小屋でビールを仕入れ祝杯を上げ、午後1時下山開始。早足の地元のおじさんと競争するように駆け降り、折立には2時30分到着。
- メンバー
- 森田薫、池田勝士、山田宏、水口篤成、大和徳明(以上 風呂式同人)
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