風の便り6月号

@1999年6月13日(日)駒ヶ岳トレッキング

頚城駒ヶ岳

行き先:駒ヶ岳(1,498m) 糸魚川市
天候:晴れ
出席者 大和、金三津親子(長男小3)、森田、丸田

 

AM7:00 あさひ町役場集合。

 

日本に駒ヶ岳は18山有るそうです。最高峰は、富士山頂の八峰の一つです。

 

シーサイドバレースキー場手前より、根知川を渡り、山寺より急登の細い道をローギアでようやく登山口に着きましたが、途中、広い林道が有りました。(家へ帰って調べると、大神道より改良された道路が続いているそうです。)いやな予感です。

 

AM8:15 出発。 誰かが言った。「今日はファミリーハイクコース、3時間か2時間で頂上」。ルンルンで足取りも軽い。しばらくは急登?45分後まだ急登?真夏日だが空も見えない樹木のトンネルのためまだ良かったが。いつまでも急登のため休憩。

 

AM9:10 出発。 途中視界が開け、岩壁が見えたところで誰かが言った。「まもなくトラバースで急登が終わる」と。

 

AM9:40、第一の水場にて冷えた水にかぶりつく。大岩にペンキにて頂上まで「1:30」 。 小3の「たくみ」 君、「いつ頂上へ着くの?」、答え「PM1:30?」。 まもなく楽しいトラバース!!現実は岩壁のすそを草付き帯がバンド状に延びた急登で、草が付いているからよかったが、外側は切り立った岩壁で秋はとても登れないと高所恐怖症の大和さん。

駒ヶ岳の岩壁  

途中、「たくみ」君、切り立った岩壁の出窓で運動会。大和さん、「コラ〜、行くな、落ちる!!」

 

AM10:30 雪渓に出る。すぐに命の次に大事なビールを冷やすため、雪をつめて出発。やっと初めてゆるくなった道を行く。中年の二人連れが降りて来て、「頂上まで10〜15分。」20分かかってようやく頂上。(AM10:50)

 

すぐに冷えたビールにて全員満足。頂上より、黒姫山など北アルプスの山々、雨飾山、焼山、etc。

 

昼寝後、PM1:05 出発。途中2回休み、PM3:45 駐車場。

 

帰りに「通」のそば屋へ。場所は今井橋を渡り、姫川の左岸を車で10分の今井小学校の「そば」の「琴ざわ」。ザルそば大盛り、900円。つまみに「浅つき」の球根を味噌につけて金三津さん、口の中から火をふいて食す。

 

PM5:20 朝日町役場へ到着。

( 丸田記)
 

第1回ウォーキング&トレッキング教室

 

久しぶりに地図とコンパスを持ち出す。本当は、ちゃんと地図を読みながら歩かなくちゃいけないのに、いつも怠慢こいているなあ、とふりかえる。いや、実は、地図があるととても楽しい。ここから先はよさそうだとかそうでないとか、そんなことを考えると、見通しがやけに効くのだ。それだけじゃない。それは、フィールドでの安全を確保するにも大切なことだと考えておかなくてはならないのだ。

 

前日に大森さんと準備をしながら、改めて自分の読図の能力が衰えていることに気付く。そのうえ、みなさんに教材にしてもらえるような場所にポストを置いていくのは、けっこう考えさせられるやっかいな仕事だった。そのうえ、この午前中には北又で仕事。途中でイワナを釣ったりして、いろいろ動きのある一日で、やっつけ仕事にしちゃったもので、少し後悔していた。

 

当日は、地図の基本からコンパスの使い方を勉強した。基本的なことだが、知っているのと知らないのでは大きな違いがある。

 

カーナビという道具があるが、ああいったものも基本的にはこうした読図の方法を採用してプログラミングしているため、地図が読め、コンパスが使える人とそうでない人では、やはり差が出てくる。カーナビの指示の特徴とでもいうのか、くせを読みとるには、本人も地図が読めることが必要になる。しばしば、カーナビが役に立たないという話があるが、多くの場合、そうした基本的な技能の附則によるものだという。

 

帰ってきてまた地図を眺めた。山の姿が何だか立体的に見えた。こりゃ、いいものを教えてもらったものだ。講師の大和さん、どうもありがとうございました。

(本村雅宏)

 

最後に、6月16日(水)河川清掃ウィーク・墓の木清掃の報告です。当日は、大坂代表、大和事務局長、能登久フライ部長、本村さん、山田さんとその3人の息子さんが参加しています。

 水無月半ばは、毎年河川清掃週間です。
 本日、6月15日は、墓の木で河川清掃を行いました。
 過去にも、愛本橋周辺で行ったことがあるのですが、最初は、4月の雪でできませんでしたし、2回目は、大量のゴミを拾った挙げ句、翌日の出水で全く努力が見えなくなってしまいました。
 今回も、雨。
 山田三兄弟が参加してくれたことはとてもうれしいことです。
 ちょっとした小さな奉仕活動ですが、こういうことの積み重ねが新しい世代を変えていくのだと思います。
 先日、ある人から、「あんたが宣伝するもので、すっかり県外から客が来て釣れなくなった。川も汚れた」なんて言われましたが、正直なところ、地元の釣り人の中にはいよいよどうしようもない人がいたと思います。実際、遠方の人はそれなりの覚悟でやってくるので、あまり無体なことをする人はいないようで、多くの場合、地元の人たちの責任回避の方便に用いられているような気がします。
 今日のゴミは、たばこの吸い殻が目立ちました。
 あとは、裸火ですね。僕らも以前はやっていたのですが、ちょっと気を付けないといけませんね。
 恥をさらすようですが、以前に墓の木で段ボールを燃やしたのですが、その跡はゆうに1年残っていました。以来、ちょっと後ろめたさを伴うようになりました。みんなでときどきふりかえりたいものです。
 釣り糸もあったようです。 それと、・・・ライズもいいのがいくつかありました。
 久くんが、ここでロッドを持つと、あとあとかなり言われそうだな、とつぶやいていました。

本村雅宏(ほんむら・まさひろ)
 

東京支部長 顧問の乳井康彦さんから東京近郊通信です。

 

五月半ば、東京奥多摩にある養沢管理釣り場に行ってきました。何もこんなシーズンに管理釣り場かと思われるかもしれませんが、なんといっても、東京で魚のいる川を探すのは簡単ではありません。それに、新調したロッドをしならせてみたいという欲もあり、とりあえず釣れるところでという気持ちでした。

 

結果、心は晴ればれ。とにかくフライで釣れたということがうれしくて、初めてフライで魚を釣ったような気分になりました。養沢は管理釣り場といっても、自然の川そのもので、流程は四キロもあります。しかも毛鉤専用です。初めて行ったときは、平日ということもあり、人も多くはありませんでした。釣り上がるに従って適当にばらけ、だれもいないポイントでしばらくぼーっとしていました。

 

管理釣り場だから、ポイントにはちゃんと魚が入っている。でも、普通の川と同じだから、それなりのアプローチをしないと簡単には釣れない。カディスでだめなら、CDCダンで。ドライが無理ならニンフを沈めてみようかと試行錯誤しながら、釣った魚が七、八匹。山女が一匹であとはニジマス。管理釣り場で少ないと思うかもしれませんが、私は満足です。富山にいた間に釣った山女、岩魚といったら、片手で数えられるぐらいしかなかったのですから。

 

それに数よりも何よりも、フライらしい釣り方ができたのがよかった。何しろ、富山にいたときには、さんざん遊ばせてもらったウグイも含めて、ライズを釣ったという記憶はなく、流し切ったフライをピックアップしようとしたら、ロッドが上がらず、「また、根がかりかよー」と言いながら、ぐいぐい引っ張った糸の先に魚がくっついていたという釣りがほとんどだったのですから。

 

そんなわけで、今年は養沢で「フライ再履修」の日々になりそうです。

乳井泰彦@横浜 nyui@blue.ocn.ne.jp

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