風のたより1999年3月号

 みなさん、こんにちは。遊んでいますか?
 すっかり春めいてきました。山にも、川にも、野遊びにもいい季節になりました。今月もフィールドからの報告をお届けします。A4版移行に伴って、タイトルなんかを少しいじっています。メールマガジン版でお読みの方にはわからないのですが。一度、ペーパー版もぜひご覧ください。

お知らせ

1 保険料の納入について

 3月いっぱいで期限切れの保険更新の季節が参りました。
 本会の会計年度は、5月から翌年の4月なのですが、先行して会費を納めていただく算段をしていましたが、なかなか集めるのが難しいようなので、こちらで先払いで納入します。会員やビジターなどによって以下のようにさせていただきます。

○ 会員の方

 退会の申し出がなければ、そのまま保険料を納めます。この先、退会された場合でも、保険料は戻りません。あらかじめご了承ください。

○会員ではないが、99年度から入会を希望する方

 その旨をお伝えください。先払いで保険料を納入します。なお、その際には、正しい年齢をお伝えください。申請の際に必要になります。

○会員にはならないが、ビジターとして参加することがあるだろうという方

 保険の加入について便宜を図ります。保険加入について、申し出てください。

 この件については、事務局にご連絡ください。できるだけ早急な連絡をお願いします。なお、遅れた場合でも、追加して加入できますが、保険の発効は保険料納入の翌日からになります。

 この保険については、すでに本会でも支給実績があります。わずかですが、事故についてのいくばくかの慰めにはなっているようです。保険の詳細は、事務局へお問い合わせください。

2 ホームページの設置について

 わずかですが、運営費をお渡しします。
 山川野遊び風呂式では、現在、スポーツヤマトさんのホームページに準オフィシャルサイトを開設しています。これまで、わずかですが、運営費をお渡ししていましたが、同じく会員の村上さんも風呂式関連のコンテンツを提供していただいています。こうした形でホームページで風呂式の活動を紹介してくださっている方には、ごくわずかですが、運営費をお渡しすることにしました。ホームページの開設については、どうぞお知らせください。

3 メーリングリスト活発に展開しています。

 風呂式メーリングリストは、現在も活発です。3月だけで約100通のメールが交換されています。フライフィッシング、テレマークなど山川野遊びの話題や、ちょっとおもしろい話などいろんな情報が飛び交っています。電子メールが使える環境であれば、インターネットに接続できなくてもメーリングリストに参加することができます。詳しくは、山川野遊び風呂式事務局にお問い合わせください。

 では、今月も山川野の情報がいっぱいです。

@白馬乗鞍岳山スキーツアー

■ 山行日時 :1999/02/27(sat)〜28(sun)
■ 山名 :白馬乗鞍岳
■ コース :栂池スキー場〜成城小屋
■ メンバー :能登忍、村井、大和、山田宏(日帰り)
■ 天候 :晴れのち雪(強風)
■ 特別な装備 :無し


 成城小屋付近に、幕営し、天狗原周辺を滑るという企画であったが、相当な荒天が予想されていたので、急遽、日帰りに変更し、軽装備で栂池のゴンドラに乗り込む。ゴンドラ乗り場には、9時半ごろついたが、相当混雑しており、30分ほどまたされる。また、ゲレンデ上部は風が強いので、ゴンドラの運休もありうると放送されていた。

 ゴンドラを降りると、樹林帯であるためか、たいした風ではない。しかし、昨夜の雨が、ここでも雨だったらしく、雪は湿ってとても重い。スキーのトップが雪に埋まるとバックしないと持ち上がらないくらいだ。樹林帯を沢沿いに登り、ほぼ1時間くらいで、成城小屋まで登る。成城の小屋の軒先を借りて昼食をとる。

 ここまで上がると相当に風が強い。隣の小高い山が、雪煙をあげている。雪は、ウィンドクラストして、 いわゆる「モナカ」になっている。 天狗原方面から、20人くらいの団体が滑り降りてくる。成城大の学生である。普通のアルペンスキーを履いているにもかかわらず、遅々として降りてこない。この時点では、下手なのだろうと、思っていた。(^^;

 さて、腹ごしらえも済んだところで、天狗原を目指して登高を開始する。途中テレマーカーが降りてくるのを見るが、どうも雪にてこずっている模様。そうなのだ。今日の「モナカ雪」は、なみたいていではないのだと、ここで気がつく。天狗原への急斜面へ取りつく手前で、尋常ではない、ブレーカブルクラストに恐れをなし、登高をあきらめる。登るより、降りる方がはるかに難しそうだ。試しに、一番の実力者忍さんに滑ってもらうが、全然だめだ。そうそうに退散を決める。

 この時点ではガスも少し出てきて、雪も降り始めていたし、風は、ますます激しくなってきていた。

 シールをはがし、滑走に移る。なるほど、まったく曲がらない。斜滑降すら難しい。いや、斜滑降しても、うまく止まれないのだ。止まるためには、多少なりとも板をずらさなければならないのだが、板がまったくずらないので、止まるためには転ぶしかないのだ。でなければ、地形を利用して、自然に止まる所へ滑るしかない。というわけで、谷筋をルートにとり、ヘロヘロの斜滑降+キックターンでどうにか成城小屋まで戻る。ここから先は林道があるので楽勝でスキー場まで戻れるかと思われたが、これまた苦戦した。林道の傾斜が緩いので、先頭はほとんど、進まない。ところが、2番手以降はよく滑る。いきおい、追突しそうになるので、横へ逃げるのだが、これまた曲がらない雪のためにまず転倒してしまうのだ。

 どうにか、ゲレンデに戻ったのだが、何故か誰もいない。強風のためゲレンデが閉鎖されていたのだ。ここでまた苦戦。ガチャガチャに荒らされたゲレンデの斜面がそのままカチカチに凍り、これまたスキーが引っ掛かってまったく曲がれないのだ。ここも、斜滑降&キックターンで乗りきり、どうにか、営業しているゲレンデまで戻って、ようやく一息つく事が出来た。

 下手くそ3人組は、長い林道を耐えしのんで、ゲレンデを下りきり、さて、今宵の宿をどうするかというだんどりになった。

 よくわからない空き地に車をとめたのだが、その横に格好の空き地があったので、そこにテントを張ることにして、設営を開始する。設営が終わるころ、その空き地の持ち主が、そこは、うちの駐車場だから、勝手に車をとめられては困る。幕営なぞもってのほかと怒られて、すごすごとテントをたたむ私等でした。(^^;

 しょうがないので、翌日ゲレンデスキー練習する予定のみねかたスキー場の駐車場にテントを張る。設営後、車で八方まで温泉に入りに行く。山田宏君はここまで、付き合ってくれた。m(__)m

 翌朝、起きてみれば、空は快晴。風も、そよ風程度だ。しかし、いまさらまた栂池まで行く気にもならず、予定通り、ゲレンデ練習にはげむ。そのかいあってか、苦手の飛騨利回りを克服する事が出来ました。ヽ(^o^)丿

 技術的な成果については、また別稿にて。

(大和徳明 記)

@新田山山スキー入門ツアー

新田山

■ 山行日時 :1999/03/07(sun)
■ 山名 :新田山
■ コース :焼山温泉〜新田山〜焼山温泉
■ メンバー :坂本秀、坂本正、前田光子(以上スミレ山の会、)大和
■ 天候 :曇り
■ 特別な装備 :無し


 役場を7時に出発し、8号線を北上。早川ぞいに焼山温泉を目指す。8時すぎに到着。身仕度を整えていると、秀さん登場。坂本正さんのご子息である。相変わらず、スキーで登ってスノボで下るというスタイルだ。

 8時半に、焼山温泉を出発し、焼山温泉スキー場を、シールを付けて登る。といっても、スキー場と入ってもほんの可愛いもので、リフトも1本しかない。スキー場の上は、タンボらしく、平坦な地形。少し進むと、ようやく林道ぽくなってくるが、すぐに林道を棄てて、左手の斜面に取りつく。取り付きからいきなり、滑降に最適そうな斜面である。傾斜は結構あるが、木はまばらである。雪は締まっており、ラッセルはまったく無い。シール登行の苦手な前田さんを待ちながら、のんびりと高度を稼いでゆく。前田さんは、カービングスキー+ディアミールという組み合わせ。私と、坂本お父さんは、テレマークである。坂本お父さんは、しきりに、前田さんにテレマークの優位を説明しているが、前田さんは登るのに一生懸命でそれどころではない。前田さんの靴は、ノルディカTR9で、いわゆる兼用靴である。私らの皮靴とくらべて背が高いので、足首のサイド方向への自由度が低いために斜登行するさいに、スキーをフラットに置きずらい。そのために、シールが効きにくいのだ。極端なカービングの板とシールのマッチングの問題もある。

 とりあえず、傾斜がゆるみ出してからは、前田さんの調子も上がってきた。目の前には惚れぼれするような斜面が広がっており、先行した秀さんが、一本試しに滑り降りてみる。見事にターンを決めて降りてきたのは流石である。

 さらに、登行を続ける。やがて、稜線に出た。どこが、頂上か分からないが、適当なところを、頂上ということにする。(^^;10時40分である。稜線の反対側は、スッパリと切れ落ち、おまけに雪屁が張り出している。あまり、前に乗り出すと危ない。

 まだ時間が速いので、昼食をどうしようかということになったが、せっかく眺めがいいのだから、ここで、やっつけようということに衆議一決し、さっそく、坂本お父さんのいつもの茶色のやつをゴチになる。(^_^) 目の前には、昼闇山や、鉢山、阿弥陀岳、烏帽子など、頚城山塊の主要な山が勢揃いである。振り返れば、放山(はなれやま)がまじかである。来年は、あそこだな。

 12時に、下山開始。シールを剥がして、滑降に移る。少し、雪がゆるんできて、ちょっと重いが、快適な条件だ。しかし、華麗にテレマークを決めて、と思っていたが、現実はそう甘くない。思ったより急斜面のため、どうしても、アンギュレーションが不足ぎみで、いつもの悪い癖が出そうになる。どうにか、下を向け、下を向けと自分に言い聞かせて降りてゆく。斜度が緩い部分では、結構うまく行く。まだまだ修行が足りない。(^^;

 焼山温泉に戻ると、12時半で、あっけ無いくらいだった。 \500 で焼山温泉に入る。なかなか広くていい温泉だった。半日で、楽しめ、斜面も快適。登りも楽勝。新田山は結構お薦めです。(^_^)

(大和徳明 記)

@白馬乗鞍岳(雪辱)山スキーツアー

宿泊地から自然園方面を望む

■ 山行日時 :1999/03/27(sat)〜28(sun)
■ 山名 :白馬乗鞍岳
■ コース :栂池〜天狗原〜栂池
■ メンバー :森田薫、山田秀典、能登忍、大和、丸田、村井(以上風呂式会員)、金三津、青島、喜田(ビジター)
■ 天候 :27日(曇り時々雨) 28日晴れのち曇り
■ 特別な装備 :スコップ、スノーソー


 雪洞体験

  2月末の企画の雪辱戦は、9名参加の大型企画となりました。

 天狗原へ向かうのは、今シーズン3回目になるのですが、なぜか天気に恵まれず、今回も雨…。若干の責任も感じつつ、スタートです。

 栂池のゴンドラをおりて成城大学小屋へむかう途中、スノーシューで林道を歩く団体ツアーに出会いました。アウトドアブーム、なんでしょう。我々の<栂池>−<天狗原>山スキー&雪洞体験ツアーは、いったいいくらになるのだろう、などと考えながら、谷沿いに目的地を目指します。

 成城大学小屋あたりまできて、そろそろ雪洞を作る場所選びにはいりました。思ったよりも少なめの雪。ここからは、大和さん、青島さんの経験とカンがものをいいます。

 雪の深そうな斜面を選び、雪洞作り開始。グローブをゴム手袋につけかえ、スコップで横穴を掘り始めました。しかし、3ヶ所掘ったうちの1つが地面にぶつかってしまい、場所を変更することになりました。

 尾根沿いに少し登り、雪のたっぷりありそうな斜面で再挑戦。途中、ストックを使ったゾンデで雪の深さも確認。2ヶ所並んだ入り口を掘り進め、中でつなげて大人9人分のスペースを作りました。

 場所の選定から、穴の掘り方、スノーソーの使い方、入り口の作り方、床や天井の仕上げなど、経験者ならではのコツをいっぱい教わりました。

 雪洞が出来上がるころ、ちょうど天候が回復してきて、天狗原が見えてきました。忍さん、喜田さんが居ても立ってもいられず、まず、天狗原へ向かって出発。その後、雪洞の仕上げを終えて、みんなもあとを追いました。

 重い荷物をおろすとテレマークスキーでの登りは快適。1時間ちょっと(?)かけて斜面を登り、数え切れないくらいこけながら雪洞にもどってきました。(これは、私の場合。華麗に滑り降りてきた方もおられると思います。人の滑りを見ている余裕がなくて…)

 雪洞の中は、思っていた以上に快適。夕食作り、大宴会へとうつっていきます。料理が進むと、蒸気(?)で雪洞内が真っ白になり、別世界のよう。酒もうまいし、料理(すき焼き、のようなもの・ウインナ−・キムチ・にんにくなど)もうまい。初対面のメンバーもいるので、自己紹介などしながら、もりあがりました。

 寝ている間もそんなに寒くはなく、晴天の朝をむかえました。

 28日の朝は、快晴。雪はカチカチ。もち入り具だくさんチャンポンメン(とんこつ・にんにく・すき焼き風味)の朝食を食べ、荷物を整理して、いよいよ出発。

 まずは、前日と同じ斜面を登りきり、天狗原を進みます。このあたりは気温も低く、ものすごい強風。2204メートルの祠あたりで休憩。安全祈願。この状態では白馬乗鞍は無理と判断し、下山にかかりました。

 天狗原は、斜面は緩やかですが、ガチガチの雪。風にとばされながら進みます。そして、大斜面へ。私はターンどころでなく、斜滑降、キックターンの連続。がんがん前を行くみなさんのあとを追って、どうにか休憩地点へ。行動食+コーヒーで、ほっと一息。忍さん、喜田さんは、もう一本滑る、と言って、また登っていきました。

 その後、雪洞にもどり、下山準備。林道、栂池ゲレンデを通って、車へもどりました。帰りは、いつもの温泉。

 実に、充実した企画でした。4月の企画も楽しみです。

(村井 武 記)
天狗原の祠前より白馬乗鞍岳の大斜面を望む

セツドウ体験

 何がなんだか全くわからず、どこを歩いていたのか?どこを滑っていたのか全然わかりませんが、とにかく報告します。

 3月28日 天気;曇り時々雨または雪

 栂池スキー場から出発、スキーを履いてまず転倒。登山靴でスキーを滑るってのはこんなに辛いものなんですねー。ゴンドラ乗り場までたどり着くだけで、1日が終わったような気がしました。ふーっ

 ゴンドラ駅終点で皆さんに教えてもらいながらスキーにシールを張ってさあ出発!というところでいきなりビンディングが外れる。

 20年前に買った登山靴は金具が引っかかるところがほとんどないぐらいに角が丸く磨耗しておりこりゃいかんと思いながらも何とか皆さんについていかねば!と出発。

 それにしてもシールというものは快適なものですねー。

 どんな坂こんな坂でも後ずさりせず、ついつい大股で歩いて足が上がらないこともしばしば。なんか癖になりそうです。

 背中のザックにはアルペンのスキー靴が入っているせいか、すぐに汗だくに。

 途中スノーシューの集団を見ながらそろそろ今夜の寝床の確保へ。

 最初に掘ったところは残念ながら雪が薄く断念。しかし皆さんそれらしい場所を何気なく探しますねー。なんか遊びに気合が入っている!という感じでしょうか。

 2度目の試掘で設営OK!

 何がなんだかわからないので、とにかくいわれるままにお手伝いをする。

 セツドウと家で話してもペンションの名前か?と言われるくらい一般的ではないと思うのですが、皆さんてきぱきと作業されて午後四時ごろ?誰に見せても恥ずかしくない立派な雪洞が完成。これで寝れる!\(^o^)/

 続いて明日の下見として空身で天狗原方面へ出発。

 ここまで登ってきたつらさも空身になったとたん後ろから誰か押してくれているのでは?と勘違いするまもなく急坂で足が重く前に出ない。ゼーハーしながら何とか天狗原に約1時間で到着。

 そこでシールをはずし、スキーを履いたとたんコケル。とにかく登山靴ではまともに立っていることもできない。

 ボーゲンでも、と構えてみてもずるずると落ちていくのみで、そしてこけてはビンディングが外れるということの繰り返し。

 下のほうで山田氏、森田氏共に普段のゲレンデで見る華麗な滑りとは打って変わってこけまくっているのを笑っている余裕などあるはずもなく、ただただ必死に降りるだけ。ふーっ

 明日はどうなることやら、と思うまもなく狂乱の大宴会へ。キャロットジュースの飲み過ぎで頭が痛いままお休みなさーイ。

 しかし酔いで暖かかったのもつかの間、寒さで何度も目を覚まし横でガーガー寝ている山田氏をうらやましく思う。

 やっぱマテリアルですかねー。

 3月28日 天気;晴れ時々雪、風強し

 とにかく寒い(>_<) 目はあいたけれどシュラフから出ることができない。

 冷えすぎてシールも効かないとのことで朝はゆっくりできてとてもよかったっす。

 10時ごろ、雪洞を出発。

 風が強くヘリも飛んでこないが、結構こんなところに数奇者の人がいるもんですねー。

 そうこうするうち天狗原に到着するも風が強く白馬乗鞍へのツアーは中止とのこと。

 内心ほっとしながら登山靴からスキー靴に履き替える。と、これがまた昨日の登山靴とぜんぜん違ってやたらと安定するではあーりませんか。

 しかしまともな腕があるはずもないので、ひたすら斜滑降とボーゲンで何とかこなし中腹でランチタイム。

 うーむ!コーチーが美味いっす!

 雪洞を撤収し重いザックを担いでスキー場方面へ移動、と思いきや二人足りない。

 〇んこを雪洞の中へ置き土産されたのでしょうか?けつを付き合わせて〇んこをされたのでしょうか?来年またお土産があるといいですねえ。うーくっさー。

 どふどふ雪のスキー場を何とかこなし、全員無事駐車場に帰還。

 どうも皆さんお疲れ様でしたー。

 私のような超初心者を連れてっていただきありがとうございました。今度また機会がありましたら宜しくお願いします。

 すかす、てぃーあーるないんとか、たーみねーたーつーとか、じるぶれったとか????な用語があちこちから出てきてひたすら勉強不足を感じましたので、今後とも宜しくご教示くださるよう重ねてお願いします。

(金三津 雅則記)
天狗原下の斜面

雪洞体験

今朝は寒かったですね−。雪洞の方がよっぽど暖かかった感じです。
雪洞体験たいへん貴重な経験をいたしました。皆さんどうもありがとうございました。m(__)m

土曜日の雨天をついての出発だったので、最初は不安でしたが徐々に天候も回復し雪洞設営完了間近には晴れ間が広がりました。雪洞の仕上げが残ってるにもかかわらず、「滑りに行きましょう。」と叫んで、装備も確認せずゴム手袋のまま忍さんとダッシュで天狗原を駆けあがりました。シール袋とこのために持ってきた携帯ワックス、ゴーグルも忘れてきました。一番痛かったのはグローブです。ゴム手は中が濡れないと暖かいんですが、転がりまくって中まで濡れると最悪の寒さです。教訓、装備の確認は怠らないように。重いザックも無ければ滑りたい一心なものだから軽快にピークが近づいてきます。思えばこのピーク間近が最も幸せな一瞬だったかもしれません。気分は連続ジャンプターンを軽快に刻む山田誠司か石木田博です。顔は思いっきり笑っていたはずです。>^_^<

滑り始めて現実の厳しさを味わいました。雪は表面が凍ってて中がゆるいいわゆるモナカ状態です。相変わらずバックカントリーには歯が立ちません。まだまだ修行を実感させられました。(T_T)

雪洞内は思ったより暖かかったです。雪洞もはじめてなら雪上キャンプやテント泊の経験もほとんど無いものでしたから、装備にはたいへん不安なものを感じてました。そんなんで、持っていった大量の衣類を全て着こんでホッカイロを足先と腰に2枚、腹に1枚張っつけてシュラフにもぐりこむと少し暑いぐらいになってしまいました。

不覚にも宴会で飲みすぎた私は、皆さんが寝静まった夜中に月と星空を眺めながら自然に足跡を残すと言う貴重な経験のオマケ付き。^_^;

明けて日曜日はどピーカン!おまけに雪もガンガンのアイスバーン!^_^; 天狗原頂上付近で強風も吹いてきて乗鞍岳は断念。(T_T) 恐る恐る天狗原を下りました。が、以外にも下の方は多少雪が緩んで滑りやすくなってました(まともに滑れたわけではありませんが)。「ここはもう一本でしょう。」ということで、忍さんと滑り屋コンビで休憩もそこそこにもう一本登り返しました。結果は相変わらずでしたが、天狗原を満喫してきました。>^_^<

雪洞を撤収して(ここでも皆さんを代表して、雪洞内にマーキング!(下痢をしていたわりには立派なヤツでした))林道を下るとそこは人の渦でした。重たいザックを背負ってぶつからずに下りて来れるか不安なものがありましたが、滑り始めると意外とOK!ゲレンデではバックカントリーと違って、イケテル自分を実感しました。はい、私もゲレンデテレマーカーでした。^_^;

スキーの方はともかくも出発時にはほとんど知らなかったいろいろな方々(教員から熊ウチまで)とも打ち解けて実に楽しい経験をしてまいりました。(^^)皆さんどうもありがとうございました。m(__)m 次回の企画が楽しみになってきました。

それにしても布団の寝心地の良さがありがたかった昨晩でした。^_^; らいシーズンはプラで勝負だ!(誰とや?)

喜田 道弘@立山

@テレマークスクール情報

 大日本テレマキア9位、すっかりビジターでおなじみになった喜田さんからスクールの情報です。メーリングリストから転載します。

 富山の某マンゾクスポーツで仕入れた情報ですが、5/17(月)12:30〜21(金)11:30の予定で立山ツアーの講師として山田誠司さんが立山ホテルに常駐するそうです。5/19、20に付いては8:00〜夕方までの終日ツアー。他の日程については、午前の部9:00〜11:30午後の部12:30〜15:00の半日単位の講習だそうです。

 費用については、1泊2食つきスクール費込みで14000〜22000円(部屋の人数によります)。スクールのみは、半日2000円、1日3000円だそうです。詳細は、ホテル立山(0764−65−3333)まで。編集部注:宿泊者対象という噂もありますので、必ず直接お確かめください。

editor1's line

今月も発効遅れ。この悪循環をどこかで断ち切りたいんだけど、なかなか。ペーパーメディア版の方には、一部カラーになりました。メールマガジンのみなさんには、わかりませんが。これは、印刷がこれまでと異なったことによるものです。ご希望の方には、カラーでご覧いただけるようHTML配信します。希望の方は、広報担当までお知らせください。(裸石)


風呂式のトップページへ戻る

「風の便り」の目次へ戻る

トップページへ戻る


info@noasobi.net