1998年11月
11月22日の白鳥山トレッキングは、前日までの雪のため、急遽、シーサイドバレースキー場あたりでのスキーツアーになりました。スキー場のエリアですがゆったりとしたフィールドは、スキーツアーにも適当な場所です。くわしくは、来月号でお知らせします。同行した大和さんの話によると、トレッキング部長森田さんはなかなか上手に滑るのだそうで、12月の山川野遊びでお知らせしたように、大日本三峯テレマキア大会では、優勝候補の筆頭かもしれませんね。
@恒例 海谷ファミリートレッキング
- 日時 1998年11月3日 朝日町役場am8:00
- 参加者 村井、大坂、●後発隊 本村ファミリー
- 天 候 曇り
毎年恒例のファミリートレッキングであるが今年は少し様子が変だ。祭日だというのにみなさん仕事があるそうだ。そういう私も仕事をさぼっての参加だ。仕事をさぼってのトレッキングは最高なのに・・・
前日の天気予報は午前中雨、午後から回復するとのことだ。雨のトレッキングはあまり気が進まないが、本村さんの話によると雨の千畳敷は白糸の滝を見ることが出来るとの事で、それを楽しみに参加する。
朝日役場で村井さんを待っていると山田宏(編集部注:新車)がやって来た。見るとザックを持っていない。「今日は会社の行事でイオックス・アローザへ行くんだ」とはしゃいでいる。
「おいおい行き先が違うだろ」と思ったが口には出さなかった。山田君の張り切りようを見ると女の子がたくさん参加するのは容易に想像出来る。 うらやましい・・・オレもそっちへいきたいなぁ〜
ピカピカのツーリングワゴンやって来た。村井さんである。
今日は私の jeep の出動だなと思っていたら「私のレガシィーで行きましょう」と言ってくれた。驚きである。海谷渓谷までの林道の悪さを知っていて、それに1000km も走っていない新車なのに「山へ行くために買った車だから」と言っていたがエアロパーツを横目で見ながら「それ、ちょっと違うんじゃないの」と思った。 道中はさすが 260 馬力快適である。心配していた林道もなんとか切り抜け発電所に到着。
紅葉を見ながらゆっくり歩き始める。いつもながら嫌なコンクリートの急坂だ。十数分で千畳敷に着く。白糸の滝を期待していたがやっぱりトレッキングは雨が降っていない方が良い。
渓谷沿いの登山道に入る。登山道と言うよりも遊歩道と言った方がピッタリな良く整備された道である。川の渡し跡のハシゴも大所帯と違いすんなり対岸に渡る事が出来た。紅葉を見ながらゆっくり歩いたつもりだが一時間程度でミニ上高地に到着。
前日の天気予報で雨と言っていたので私達の他には誰もいない。本日一番乗りだ。去年は右岸で休憩を取ったが今年は川の流れが変わり右岸には行けない状態だ。(ひざまで濡れる覚悟なら OK)
そこで不思議な物を発見した。設営してつぶれたツェルト、中にはスニーカが一足、人がいる形跡は無い。あれはいったい何だったんだろう?
例年なら大勢で風呂式鍋を囲みビールをあけていたが村井さんと二人きりでは鍋は中止、ラーメンをすする寂しい昼飯になった。今回のようなピクニックコースでは鍋が無いと魅力が半減してしまうと思うのは私だけだろうか? 来年は必ず風呂式鍋をしようと心に決め、寒くなってきたので早々に帰路についた。
大坂文夫@海谷トレッキング外伝
企画の一端を担っているだけに、ボクのせいなのだが、どうも日程がよくなかったらしく、例年参加者の多いファミリートレッキングも、参加者を最後まで確定できない状況だった。大坂さんは休みをとったというので、二人で行こうかと思っていたところ、こういうときに限って家族が行きたいと話す。ところが、息子はスポーツ少年団の行事があって、13時までに帰還するという。仕方なく、海谷渓谷までの往復でお茶を濁すことにした。長男は5年生なので、そろそろ本格的な山歩きを経験させたいのだが。それは、山好きにするとかいうことではなく、ただ経験させたいだけである。彼がその経験からどんな価値を持ち、どう育てていくかの選択は、彼のものだ。年齢が上がれば上がるほど、それはむしろしっかりとふまえておかないといけないだろう。もっとも、長男には、テレマークを買ってくれといわれて、経済的に困っているんだが。
出発に間に合わない。家族が時間をあまり考えてくれない。慣れの問題だろう。昨晩、参加を決めた村井さんと大坂さんといっしょに行ってもらうことにする。鍋は中止。ちょっと残念だ。
例年、海谷の駐車場はいっぱいだったんだけど、今年は天気予報が今ひとつで、がらがら。村井さんの新車がきれいなままで置かれている。無事に出発できたようだ。
海谷はいい。毎年来たい。むろん、手軽に山岳気分になれることもある。たくさんの軽装のトレッカーが楽しんでいることからしても、負担なく楽しめる場所なのだろう。
しかし、ボクが毎年とにかくここに来ようとするのは、もう一つの理由がある。決してそのために企画しているわけではないのだが、お話ししておきたい。
風呂式という呼称が生まれるきっかけになった場所に居合わせた人物に、Yさんがいる。Yさんは教員だったが、詩をよくし、山を愛し、沢をかけ、雪の斜面を飛ぶように下った。ボクや大和は、高校生の頃、かけだしのスキーレーサーであるYさんに会っていたが、あまり記憶がなかった。内山さんは、教師になりたてのころの恩師である。
再会には十年の年月を必要とした。濃密な2年余の交際ののち、Yさんは不思議な事故で召された。10月のことであった。
ふるさとの山々を愛し、勤務の前にさえ山に登った人だった。多くの山々の最後の山になったのが、海谷であった。亡くなられるわずか1週間前であった。
当然いっしょに行けるはずのトレッキングに、ボクは直前の岳父の怪我による入院のため、自宅待機を余儀なくされた。まさか、再びともに山に向かうことなどないとは思わなかった。
同行できたものには、そういう思いはいくぶん薄いのかもしれない。だが、ボクにはYさんと歩けなかった海谷を、Yさんの足跡を探すように幾度も幾度も訪ねることしかできない。それは永遠に終わりのこない巡礼だけど、繰り返さずにはいられない。
思えば、まともに二人で登ったのは、鋲ヶ岳大滝沢直登ルートが最初で最後だった。雪の残る斜面を登りきったとき、Yさんとボクの名前を冠したいと冗談で話していたが、本当にそうすればよかったと思う。その山行きが遠足のルート探索であったことさえ、今となると懐かしい。そうした熱気が教育の現場に漲っていた。
海谷渓谷に着いてすぐゴーロをボルダリングするのは、次男である。三男はすぐにガムを食べる。山に来るとガムが食べられるので好きなんだそうだ。それもよかろう。
ファミリートレッキングが目的を終えることがあっても、ボクの巡礼はいつまでも続くだろう。いつかYさんの足跡を発見して、鎮魂の詩など吟じるのであろうか。
本村雅宏@メーリングリストより
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@海釣り中止
みなさん、こんにちは 大和@風呂式%事務局です。 いまし方、 代表の大坂さんと相談しましたが、本日 1998/11/11(wed) の、海で の釣り教室は、荒天のため中止します。 大坂代表は、\4,000 も投資したそうな ので、また次回に期待しましょう! (ハタシテジカイハアルノカ? (^^;) 山川野遊び 風呂式 事務局 大和徳明 yamato@noasobi.net
@管理釣り場
風呂式のみなさん、こんにちは。幽霊会員の乳井@横浜です。 > 最近、メーリングリストの書き込みが少な>いですね。 > みんな忙しいのかな。 (編集部注:>は引用符です。だれかの発言を引用するときそれとわかる符号をつ けます) いつも、のぞいてばかりですいません。たまには、話題を提供しようと思ってい るのですが、なにせ、それらしいことは何もしていないものですから (^.^)。神 奈川に住んでいながら、管理釣り場にも行ったことがありません。それなのに、 富山の人間が、管理釣り場で楽しむなんて許せません (・_・)。(編集部注:す みません) ところで、湘南海岸にある大磯プリンスホテルのプールで、マス釣りをさせてい るのだそうです。行った人の話では、流れるプールに、ニジマスを放流してある のだそうです。フライ、ルアー、えさ、何でもありだそうです。ホテルの流れる プールで海を見ながらマス釣りなんて、シュールというか、デカダンスというか、 世紀末の匂いだな。1回2000円だそうです。行ってみようかな。どうしよう かな。 =========================== 乳井泰彦@横浜 e-mail:nyui@blue.ocn.ne.jp ===========================@RE:管理釣り場 みなさんこんにちは大坂です。 横浜支部長の乳井さん久しぶりですね。 こっそり見ていたんですね。 私なら近くで魚が釣れるのなら流れるプールでも水 たまりでも 2000円払ってでも毎週行きます。 (^ー^) でも最近景気が悪いから月2回かな (・_・;) 現地フライ教室前日、神谷釣り具店でイカルアーとジグとラインを購入し、20 数 年前の投げ竿の埃を落とし、でっかいヒラメでも釣ってみんなの目の前でキャッ チアンドリリースして非難でも浴びようかと気合いが入っていたのに・・・ 4000 円どうしてくれる。 また、福井支部長の谷井さんこっそり見ていたらメール下さい jeep.osaka@nifty.ne.jp 風呂式会員 大坂文夫
@CARP
みなさん、こんにちは。 乳井@横浜です。 先日、杉並の自宅から自転車で15分ほどのところにある釣り堀に行ってきまし た。竿、えさ付きで30分500円。フナが中心で、結構大物もいるようだ。こ れが、まったく釣れない。餌は練り餌。ハリスがやたら太くて、これでは見切ら れてしまうと思っても、取り換えはできない。ところが、同じ仕掛けで、となり で釣っていた中学生二人組が、次から次と釣りまくる。あたりの取り方が違うの だろうか。聞こうと思ったら、すでに制限時間の30分を超えていた。というわ けで、挫折感に打ちひしがれて帰ってきた。同じ釣り堀で、タナゴ釣りというの もあって、ちょいと大きめの水槽みないな池で、本当に小さなタナゴをちょんち ょんと釣る。これが意外に面白そうで、大人が4、5人、水槽の周りにしがみつ いていた。今度やってみよう。 ========================== 乳井泰彦@横浜 e-mail:nyui@blue.ocn.ne.jp ===========================
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日曜勤務の代休。好天にふと思い立って高校へ。女子高生を横目に見つつ、裏の川へ。ワームを投げると明確なアタリ。スピナーに取り替え、1キャスト1フィッシュ。30cm級が次々。携帯で帰宅した長男を呼ぶ。2秒のカウントダウンで確実にヒット。2尾目は、巨大ウグイ。ジャンプに驚き、ターポン並の合わせ。当然、切れた。臭い川に立ちながら爆笑苦笑。
(裸石)info@noasobi.net