風の便り 10月号
みなさん、こんにちは。
またまた企画が天候流れ。今年はついていません。久しぶりのクライミング企画が台風のために流れてしまいました。
メーリングリスト開通
以前に提案したメーリングリストが既に運用されています。参加ご希望の方は、このメーリングリストの管理者である事務局へお問い合わせください。むろん、電子メールでけっこうです。
早速、山川野遊びの話題にあふれています。10月25日の「管理釣り場へ行こう」の速報もメーリングリストを通して入ってきています。何でも56センチが2本出たということでした。これからも耳寄りな情報が飛び交い、みなさんの意見や動向もうかがえるのではないかと思います。
この機会に電子メールを使えるようになりたいと思っておられる方もあるでしょう。相談に乗りますので、フライ教室においでいただくか、事務局にご相談ください。
なお、このメーリングリストは登録制です。会員の方で、電子メールのアドレスをお持ちでまだ事務局に知らせていない方は、すぐにお知らせください。また、ゲストの参加も一部受け付けていますので、どうぞお気軽に。
朝日町生涯学習フェスティバル
何も朝日町御用達のつもりはないのですが、朝日町教育委員会とのこれまでの関係から、11月29日に行われる生涯学習フェスティバルに参加することになりました。どこかご婦人方や文化サークルの匂いの濃い催しですが、こういう機会でも仲間に出会えるのではないかという望みをもってフライタイイング体験や山川野遊びの紹介などを中心にブースを設けます。
詳細は交渉中ですが、最近クロスカントリースキーなどにも注目が集まっているようですから、そんな展示なども考えてみたいと思っています。
いっしょにブースの運営をしてくださる方を求めています。タイイングは達者でなくとも、フライフィッシングはやったことがないという方でも、何かの方法で参加することは可能です。参加希望の方は、事務局へお願いします。お弁当を出します。(弁当に釣られてくる人はいないだろうけれど)
10月25日の鹿島槍管理釣り場釣行の速報
大坂代表から、メーリングリストに速報が流れていました。転載します。
みなさんこんにちは大坂です。 鹿島槍管理釣り場釣行、am5:00黒部出発、鹿島槍am7:15着 開場am8:00の予定ですがam7:00頃から入場できるそうです。 私達は4番目の入場で、比較的GOODな場所に陣取れました。 アベレージサイズは40cm位です。私達のmaxは久君の57cmでした。 詳しくは、次回の風の便りで・・・・今回 能登久君予定
サイズについては、能登久さんから訂正で、村上さんと同じ56cmだったそうです。
鹿島槍管理釣り場釣行
- 日 時 1998年10月25日
- 場 所 長野県鹿島槍フィシングガーデン
- 参加者 大坂、村上、能登久
早朝5時それぞれ期待を胸に、僕の車に乗り込んだ。メンバーは、大坂さん、村上さん、に僕の3人だった。このメンバーは、昨年の馬瀬川釣行と同じメンバーであの時は、3人で一匹と言う釣果に終わったのだが今回は、入場料4千円と言う十字架を背負っての釣行だけに、「ボ○ズ」と言う訳には行かず、大坂さんは「料金分は、必ず釣る!」と、言い切る始末であった。
早朝出発したおかげで、7時過ぎに到着し、唯一来たことの有る僕が、ここだと言うポイントに3人並んで入る事が出来た。釣り始めてどれくらいも経たないうちに、大坂さんに今回最初の1匹がヒットした。この1匹で俄然盛り上がってきて、村上さんにもヒットした。そうこうしているうちに、二人とも数匹ずつ、釣っていて僕だけが「ボ○ズ」だった。ヤバイ!、思えば6月から魚をヒットさせてもキャッチしてないのだ! この日もあたりは有るのだが、どうにも乗らない、フッキングしてもすぐにばらしてしまうのだ。手応えを感じながら、次の瞬間にはもう、魚は居ない。
何回同じことを繰り返したのだろう、気が付けばもう11時に成りそうだ、焦りがあきらめに変わりそうになってきた、その時、漸く、待望の1匹を手にした。その後、興奮と安堵感の入り混じった中、連続のヒット! ものの数分で3匹も釣ってしまった。いったいどうなって居るのだろう、フライを交換した訳でもないのに・・・ 他の二人も多少、困惑気味だった。
とにかく、全員「ボ○ズ」を間逃れた所で、昼食となった。午後からは、気持ちのゆとりからか、本日のMAXだった56cmも釣れてしまって、すっかり余裕が出てきていたが、その後1匹釣って僕は、打ち止めになった。大坂さんと、村上さんは、その後も数匹追加して行ったが、釣れる間隔が開き出した所で、終了となった。最後の1匹を、釣った大阪さんは、「忘れた頃に、当たりが来る」と言いながらも釣ってしまう所は、サスガであった。最初、一人だけ釣れなくてどうなるのかと思って居たのだが、最後は結局全員、ほぼ同数の釣果が有り、ホット胸を撫で下ろし、帰路についたのであった。
能登久1998年 中秋 赤谷山
山行日時 :1998/10/11(日)
山名 :赤谷山 2260 m
コース :馬場島〜ブナクラ谷〜ブナクラのコル〜赤谷山
メンバー :大和 山田(秀) 村井 五十嵐 池田
天候 :快晴のちガス
特別な装備 :なし
今秋ー番の寒い朝であった。馬場島のキャンプ場で小用を足して、天候をみれば悪くない天気である。すぐにブナクラ谷取入れ口へと車を走らせる。取入れ口で佐伯郁夫氏のー行に会い(佐伯氏ー行は猫又山へ行くとのこと)、情報を仕入れながら準備を整える。2200m 程の山だからと、私は軽登山靴を選択してしまい、これが後で遺恨を残すこととなる。
さて出発、鉄製のハシゴを登り堰堤を越えて谷すじを行く。まぁ普通のあまり整備の良くない登山道を目印にしたがって登り、水場の湧き水で喉を潤してから、up&dawnをこなして行く。朝が早ったので、しばらく色の無い世界をさまよっていたのだが、徐々に山肌に陽が射すと、冬枯れの木々や少ないモミジの赤などのコントラストが目を楽しませてくれる。特に日の出の稜線の冬枯れの木々を陽光がかすめて銀色にかがやく様は美しく、冷たい山の空気も手伝って、この上無いすがしい気持ちにさせてくれた。さて陽が昇るにつれだんだん気温も上がる中でひたすら長い登りが続き、ほぼ中間地点であるブナクラのコルに着くまでに相当疲労してしまった。
コルで再び佐伯氏ー行と出合い休憩して歓談。コルから見上げる空はどこまでも晴れ渡り、奇岩のゴロゴロするハイマツの多い尾根と空のブルーがさわやかな景色を作り出している。さて此々から山頂までの約二時間の行程が結構きつく、私は久方ぶりの山行だったので、足はともかく心肺機能が間にあわず、途中酸素吸入をしないと前に進めないのではないかと思うことが度々ありました。
かくして苦労の末、辿り着いた山頂はと云うと、山頂と云うより剣岳方面への通過点にすぎず、数組のパーティーが食事をしている休憩場所と云う感じでありました。しかしながら、そこから間近に見える剣岳は圧巻であり、写真撮影には大変よろしい場所でありまして、剣岳のみならず遠景の後立山や手前の山腹(白萩山か?)の冬枯れの木々もいい雰囲気をつくりだしており、そんな中で我々は“トンチャン”をつつきながら軽くー杯やって食事をすませて昼寝と悠に二時間ほど過ごすのでのでありました。
ここで私の靴が壊れていることに気付いたのですが、たいしたことは無いようなので下山の途につく。が、200mメートルも下ったかと云うところで件の登山靴が半壊してしまい、ついでに親指の爪を剥いでしまった(従って現在私の親指に爪は有りません)為、下山は過酷かつ遅れぎみのペースとなり、しかも只でさえ長い行程で有りましたので、私には死の行軍となりました。まぁ、ほうほうの呈で取入れ口まで帰りついたのでありますが、げんきんなもので、酷かった事はとっとと忘れてしまっており、撮ってきた写真のことなどを考えながら帰路についた次第であります。
今回の企画は、比較的きつい方だったのですが満足感もそれなりに高いので、このレベルに合った普段のトレーニングの必要性を実感するとともに、次は自己をもっとスープアップしてから山行企画に望みたいと思った次第であります。
池田勝士info@noasobi.net