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快適スキーツアー@火打山

富士見平より火打山を望む
山行日時
2000年5月5日(金)〜6日(土)
山名
火打山
天候
5日(快晴)、6日(晴れ)
メンバー
丸田、山田、村井、大和
火打山を滑降する森田 薫 (撮影 大瀧さん)

 朝日町役場午前4時に集合して、一路妙高高原へ。 高速道路のおかげで2時間弱で笹ヶ峰に到着した。 事前の情報では、国民休暇村の駐車場はまだ除雪が完了していないとのことであり、 駐車スペースの確保をどうするかと思っていたのだが、幸いにも駐車場はすでに開いていた。

 今回は、 それぞれ4人ずつの日帰りする組と1泊する組があったが、初日は同時スタートであり、なかなか大所帯である。 駐車場から黒沢を目指してゆるやかだが、細いブナの林を進む。 1時間で黒沢に到着。今年は雪が豊富で、 十二曲り経由のルートを使わなくとも黒沢を直登するルートが使えた。夏道が黒沢を横断するあたりから下は、 水が顔を出していたが、そこよりも上はびっしり雪である。 はじめのうちは左岸の山腹をトラバースするようにして進む。 右岸からのデブリが現れ出すと、黒沢の滝である。ここだけ沢が出ていた。 左から巻く。この辺りは沢が狭く、両サイドからのブロックに気を付けたい。

黒沢を詰める

 先に進み、二又を左すると開けた台地状に出る。 穏やかな傾斜の斜面が広がり、落ち着くところだ。 ここを左上方めがけて登る。はじめはオオシラビソの林だが、すぐに開けた斜面に出る。帰りの滑走が楽しみなところだ。この斜面を登りきると、富士見平に到着である。

 富士見平に至り、ようやく火打山がその姿を表す。 その隣には焼山が、金山・天狗原山が競うように並び立つ。目指す高谷池も、目に入るようになる。

 黒沢岳の山腹をほぼ水平にトラバースして、 少し下った後、同じくらい登ると、三角屋根の高谷池ヒュッテに到着する。

 今回は、小屋には泊まらずテント泊である。 早速小屋のそばに整地をしてテントを設営する。 といってもすでにテントを張った跡があったのでそれを利用させて頂いた。m(_ _)m

 天気は快晴、風は無し。 最高の日和である。テント設営後まずは入山を祝ってビールで乾杯である。 ここまで重荷にあえいで登ってきたので、充分に休憩して山頂を目指すことにする。 それでも、アルペン用の普通のスキー靴の丸田は、頂上はあきらめ、ここで待っているという。 では、元気になったら後をどうぞということで、いざ出発。

天狗の庭より火打山を望む

 今は雪の下の高谷池をまっすぐに横断して、 ゆるやかな坂を上りさらに平原を行くと、足元にやはり雪に埋もれた天狗の庭が見えてくる。 ここは短い下りなので、シールを付けたまま下る。 午後の雪は腐ってスキーはさっぱり滑らない。 天狗の庭の平原を渡り、火打山の肩を目指して斜上する。長いトラバースだ。 正面には、これから滑走する火打山の大斜面が広がっている。どこを滑ると面白いか考えながらひたすら登る。 あと少しで肩というあたりで、黒沢の途中辺りから先行している日帰り組が下ってきた。 上部の大斜面に大満足の様子である。下山したら、連絡するように言って別れる。

山頂直下の大斜面

 火打山の肩に到着すると、 今までは見えなかった山の北側の景色が見えるようになる。 アライスキー場のある大毛無山は、はるか下で、「どんなもんだ、ざまあみろ!」といった気分である。(^^;

 一息入れて、頂上を目指す。 ここからは一段と傾斜が増して、斜面に電光型を刻み上を目指す。 まだクラストする時間帯ではないので、割に気楽に登ってゆける。 ほぼ20分で登りきることが出来た。山頂まじかで、這い松に雷鳥の姿を見ることもでき、ラッキー。(^_^)

火打山より妙高山方面を望む

 山頂からは360度の大展望である。 あれが、なに山で、あれがなに山とひとしきり山座同定を楽しむ。 とりわけ、前の週に悪天候で、出発時間が遅れ敗退した焼山北面台地が気に掛かる。 いずれここ火打山からあの北面台地めがけて滑り込んでやるぞと誓いを立てて、入念に観察しておく。 しかし、北面台地は複雑な地形だ。いったい実現できるのだろうか。(^^;

 記念撮影の後、シールを剥がし、滑走の準備をする。 目の前には何の障害もない大斜面である。やや傾斜がきついものの雪が柔らかいので、心配ない。よそのパーティーのおばさんの熱い視線を背中に感じながらいざ、スタート!あっという間に肩まで滑り降りた。 面白かったが、人が滑った跡が多くてスキー場みたいだなと、秀典さんと顔を見合わせ舌打ちをする。(^^;

 肩から下は、 登りと同様、トラバースぎみに降りる人が多いのだが、我々はまっすぐ降りる。 これだとあとで登り返しが待っているのだが、フラットで快適な大斜面を楽しめるのだ。 幾分傾斜も落ちるし、人の滑った後も若干減って、快適である。 しかし、高度が下がった分だけ雪も腐り、回し辛くなる。

 この斜面も終わりに近づくころ、 私の目の前に、先の見えないところがあった。 そこから先が若干傾斜がきつくなっているのだろうとそのまま突っ込んだら、その先は宙だった。 (*_*) 目の前には木が生えている。うわっ、と思ったが、どうしようもない。 うまい具合に雪が柔らかかったので、グシャっとつぶれてその場で停まったので、大事には至らなかった。(^^;ゞ あのまま木に激突していたらただではすまなかっただろう。 登りであそこは気を付けなくてはと思っていたところである。反省。(^^;

中央やや右のギャップを飛んだ。(^^;

 どこまでも滑って行きたいような斜面が続くが、 適当なところでやめておく。 登り返さなければならないのだ。短い距離なので、シールを張らずにシートラーゲンする。 ほんの短い時間だったが、雪が腐っていて難儀する。なんとか天狗の庭に登り、 傾斜がゆるんだので、あとはスキーを履いて登る。テレマークならではだろう。 シールやウロコが無くとも結構登ることが出来る。最後に高谷池への下りを楽しみテントに帰着した。

 天場に丸田さんの姿がないが、どこかそこらへ散歩に出ているのだろうと、お先に小屋の前のテーブルで、祝杯を上げる。 しばらくすると丸田さんが戻ってきた。 なんと我々の後を追って肩の辺りまで行ってきたのだと言う。そういえば、 途中、スキーを担いで登ってゆく単独行者がいたが、あれが丸田さんだったのか。(*_*) 丸田さんも酒宴に加わり、場所をテント内に移し、高谷池の夜は更けて行った。

火打山夕照

 明けて、6日。 昨夜は9時半位に寝たので、5時頃から目が覚めてしまった。 同様に早くめが覚めた丸田さんは、ひと滑りしてくると言う。クラストしているのでとても快適とは思えないのでお付き会いしましょうとは言わない。(^^; 天場から目の前に見える斜面である。案の定、丸田さんは、ちょろちょろになって降りてきた。(^^;

 朝食を食べたり、 もう一度朝寝をしたりして、雪が柔らかくなるのを待って、再度火打山の山頂を目指す。 昨日と違い疲れていないので、あっさり山頂に達する。 昨日ほどの良い天気ではないものの晴れており、まずまずの天気だが、もやっていて展望は昨日ほどではない。 雪質は、昨日よりも時間が早い分だけ腐っていないが、それでも結構重い。 もっと早く出るべきだったか。今日は2度目なので、登り返しの無いトラバースコースをとった。

 天場に戻ると、すっかり汗をかいたので、またビールで祝杯を上げる。 その後、昼食を取って撤収にかかる。昼過ぎに天場を後にする。

 帰りは黒沢岳を巻かずに、 左から黒沢岳に登り、黒沢岳から富士見平に滑走するコースを選ぶ。(丸田さんは、トラバースルート)

広大な黒沢湿原を見下ろす

 初めはゆるい下り。 あとはジグザグ登行で、稜線まで出る。あっ、という光景が展開していた。 黒沢池ヒュッテがある黒沢湿原が目の前に広がっているのだが、ものすごい広さなのだ。 野球場が10個くらい出来そうである。なんという広がりだろうか。 口々に感嘆の声が漏れる。おりしも三田原山方面から滑り降りてくるスキーヤーが二人いて、その対比でスケールがわかる。おまけに、 いまいる稜線からは足元の大雪原に向かって何とも快適そうな大斜面が広がっているのだ。 ここを滑り降りたい衝動を堪えて丸田さんの待つ富士見平を目指す。

黒沢岳の稜線

 黒沢岳の稜線は狭い。 ジグザグが切れないシール登行では、苦しいのでシートラーゲンする。 左は雪庇になっている部分もあり、気が抜けない。ようやく尾根が広くなると富士見平が見えた。平原の真ん中に丸田さんが見える。ここから大滑降だ。と、思ったが重荷がそれを許さなかった。(^^;

 丸田さんと合流後、黒沢めがけて下った。 雪がだいぶ腐っているのに加えて、重荷なのでなかなか苦しい。

 黒沢と夏道が合流する地点までは、 谷筋で薮はないのだが、そこから笹ヶ峰までは、忍耐の時間である。 うるさい木立の中を縫うようにして笹ヶ峰を目指す。 木にぶつかると怪我の元である。充分に用心してルートを選びながら笹ヶ峰を目指した。 ルートファインディングがうまくいって、どんぴしゃりで駐車場に出ることができた。(^_^) 無事下山、感謝。

 杉野沢で「苗名の湯」に入って帰路についた。

コースタイム

5月5日

笹ヶ峰駐車場(5:55)
出発(6:35)
黒沢(7:35)
富士見平(10:05)
高谷池(11:10〜12:50)
火打山山頂(14:30〜14:50)
高谷池(15:40)

5月6日

高谷池(13:10)
黒沢岳(14:05)
富士見平(14:20)
黒沢(15:15)
笹ヶ峰(15:45)


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