風の便り 1999年8月号

待ちに待ったS湖釣行

1999年8月21日〜22日
参加者 大坂・水口

 

キャッホー、静かな湖畔にレインボーをヒットした仲間の歓喜の声が響くはずだったが今回はちょっと寂しい。7〜8人参加予定であったが一人減り、二人減りで水口君と二人きりになってしまった。am8:30黒部インター出発。

 

am10:00S湖着。テント、フライ道具一式でパンパンになったザックを背負う。うっ、重い、まあバックウォーターまでの1時間位がまんしよう。それにしても水口君のザックは余裕があるなぁ〜。

 

ゲートを乗り越えダムを渡りヤブに突入、水口君が階段を上っていく、何だか変だぞと思ったが違うと言うには自信がない。後をついていくと神社に出てしまった。やっぱりか、ザックが重いのに間違えるなよ。正しいルートに戻りヤブを進む。

 

30分後ヤブから湖畔にでる。村上さんから教えてもらったワンドが、立木のポイントに水がない。前回のテント場の前は広々とした湿地になっていた。小さな沢には水がほとんど流れていないので少し流れのある大きい沢をベースに決める。

 

テント設営後、イブニングまで沢を釣ることにした。私は、ヤブ沢は苦手だ、事前にヤブ沢のプロ、大和、久君に聞いたところ6f位のロッドがベストだと言っていた。久君は手作りの振り出しロッドを持っている。貸してやろうか?と、言ってくれたが、カッコ悪いので遠慮した。私の8.4fPM10ではアップ、サイドでもフライを入れられないポイントがいくつもありストレスがたまる。大和師匠が「右でも左でもキャスト出来るようになれ」と言っていた意味がやっとわかった。

 

水口君と不公平が無いように交互にポイントを取ることにする。魚が出なくても交代、フライが木に引っ掛かっても交代だ。水口君の番だがトラブルの間にキャストする。出た、ファーストヒットは15cm位のレインボーだ。2匹目は20cm強のイワナ、いいぞ、水口君からリードを取った。つまらない事だがこれが大事、4−0までリードした頃、水口君のファーストヒットの第一声「あれぇ〜バスが釣れた」まさかと思って魚を見ると、バスそっくりな色をした18cmのレインボー、このあたりから水口君の反撃が始まり6−4まで追い上げられたが、水口君が先にフライを入れたポイントから私が25cmのイワナを釣り上げてとどめを刺した。10−6で快勝?で沢を終えた。

 

pm4:30から湖の釣りだ。減水の為ロケーションが全く変わりポイントがわからないので、さっきまでフローターのフライマンがキャストしていた所に入ってみる。時間が早いのと、長い間ロングキャストをしていないので、とりあえずウエットを付けキャスティングの練習のつもりでシュート、リトリーブするとアタリがある。数投目でゴンとアタリがあったが、痛恨の合わせ切れ、5xじゃ細いのかな?と、いろんな事を考えてしまう。水口君がカメラを取りにテントに戻っている間にまた、アタリがあった。今度はフッキング、久しぶりにグイグイと引っ張る手応えに緊張する。ネットに納めてみると28cmのレインボー、引きの割には小さいなと思ったが、綺麗な魚体だ。pm5:40。こんなに早い時間に釣れたのは初めてだ。湖では今回やっと2匹目だが。(^_^;)

 

薄暗くなって雨まで降ってきたが何とか我慢してキャストする。雨がとぎれた頃、水口君にヒット、24cmのレインボーだ。その後、すぐヒット、しかし、ばれてしまったそうだ。私もアタリがあったが、また合わせ切れ、よく考えてみると減水の為、バックが高くなっているので、ティペットが下に触れ、傷がはいっての合わせ切れらしい。気が付くのが遅かった。(T_T)

 

暗くなってラインも見えなくなった頃、フライをキーパーにかける。テントに戻り夕飯を食べる。焚き火をするのに明るい内に集めた薪だが雨に濡れてなかなか火が着かない、二人で、しばらくがんばったが、あきらめてしまった。S湖でレインボーの次に楽しみにしていた星空もあいにくの天気でほとんど見えない、残念だ。明日のモーニングに期待しよう。am4:00テントから這い出て、ロッドを持ちポイントへ急ぐ、なんとライズがない、あっても遠い、少ない、前回はライズの嵐だったのに・・・しょうがないのでまた、ウエットを結ぶ。しかし、昨日と違い反応が全くない。水口君にもアタリは来ないらしい。

 

am7:30期待はずれでモーニングを終わり朝飯にするが、雨が降ってきた。だんだんと強くなってきたので水口君と相談して早めに撤収することにしたが、雨の中のヤブこぎは、かなり辛いものがありました。おまけに、また、ヤブの取り付きを間違えてくれました。パンツまでビショビショ、am10:00Sハイツで温泉で汗を流して帰路に着くが、山の下は青空が出ていました。

大坂文夫 記

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